講演ではまず最新の癌治療についてセンチネルリンパ節生検に基づいた手術、抗癌剤感受性試験、分子標的治療、樹状細胞療法などのお話がありました。しかし、外科療法・化学療法・免疫療法・放射線療法を駆使することにより根治性をあげようとするが、最も重要なことは、早期発見、早期治療であり、この観点から歯科医の国民に果たす役割は大きいとの事です。 癌の危険因子として喫煙で 7 倍、飲酒で 6 倍になるそうです。早期癌の 5 年生存率は 90 %だが、進行癌の 5 年生存率は 50 %になり尚且つ大きな口腔の形態・機能障害を伴う。口腔内は直接目視する事が出来る部位であり、前癌病変を含めた口腔粘膜疾患を確実に診断し、早期癌の段階で治療を行うことこそが、国民の健康に寄与しうる歯科医師の役割であるとの貴重な講演でした。
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