歯のなくなった場所に、人工歯根(インプラント)を埋め込み、骨としっかりついた後、人工の歯を固定します。
(治療費用は、1本あたり税込み355,000円)
■インプラント治療
・ 違和感が少ない
・ 安定して良く咬める
・ 隣の健全歯を削らず、単独で植立が可能である
■ブリッジ
・ 健全な歯を削る
・ 支える歯に負担がかかる
・ 固定式で、着脱しなくてよい
■入れ歯
・ 違和感が大きい
・ 着脱式で、安定した咬み合わせが得にくい
・ バネをかける歯に負担がかかる
治療期間は3か月。ブリッジに比べ、前後の歯を削らなくて済みます。
治療費用は税込み355,000円。
治療期間は3か月。義歯ですと咬みにくく、手前のバネがかかる歯を痛める可能性がありますが、
インプラント単独で咬めるようになります。
治療費用は2本で税込み710,000円。
治療期間は3か月。1.5歯分のスぺ−スがありますが、長めのインプラントを埋入し、
単独で咬めるようにした症例です。
治療費用は税込み465,000円。
治療期間は3か月。義歯ですと咬みにくく、手前のバネがかかる歯を痛める可能性がありますが、
インプラント単独で咬めるようになります。
治療費用は2本で税込み710,000円。
治療期間は4.5か月。義歯を装着していましたが、
違和感があり、またよく咬めないとの事でインプラントを行いました。
治療費用は3本で税込み1,065,000円。
インプラント治療を行うにあたり骨の高さや幅がない場合、インプラント治療が困難になります。上顎臼歯部には上顎洞という空洞があり、骨の高さが少ない場合インプラント体が上顎洞に突き抜け固定出来ません。
この時、特殊な器具を用いて上顎洞底を挙上し、押し上げた部分に骨補填材を填入し骨造成をはかる方法としてソケットリフトとサイナスリフトがあります。
今回はソケットリフトについて説明します。
ソケットリフトは、インプラント体の挿入口から骨補填材を挿入して上顎洞底を押し上げるテクニックでサイナスリフトに比べ外科的侵襲が少ないのが特徴です。
インプラントを植立する位置に、まず骨を1mm残しドリリングします。
次に専用の器具(オステオトーム)で槌打し、骨を抜きます。そして器具で骨補填材を填入し上顎洞底粘膜を挙上し、インプラントを埋入します。
歯槽骨が薄いところでは1mmしかないためソケットリフトを行いました。
骨補填材にはBONIT matrixを使用。
治療期間は8か月。
治療費用は3本で税込み1,395,000円。
シムプラント | |
シムプラントはインプラント術前シミュレ―ションソフトで、顎骨の形態や骨質を3次元で解析出来ます。CT撮影のデ―タを再構成した3D画像により、多角的な測定やインプラント埋入シミュレ―ションを実現します。 特に下顎管は線描写機能で見やすく表示し、埋入位置までの距離や頬舌的位置が的確に把握出来ます。上顎では、複雑な骨形態が明確になるだけでなく、上顎洞炎、嚢胞、粘膜肥厚なども術前に発見しやすくなります。 さらに、サイナスリフトに必要な骨体積も計算出来ます。審美面と機能面を回復し、患者さまにとって最適なインプラント治療を行うことが出来るようになりました。 |
骨を切削する場合、通常は回転切削のドリルを使用します。 しかし、ドリル切削では様々なリスクや欠点がありました。上顎洞挙上術では、骨を切削する時に洞底粘膜が破れる可能性があります。また、リッジエクスパンションや移植骨採取においてドリル分の骨がロスしていました。 ピエゾサージェリーは3次元超音波振動により今までの手術器具では困難だった、軟組織を傷つけず繊細に硬組織のみを選択的に切削出来る外科手術器具です。そのため上顎洞挙上術では上顎洞粘膜をほとんど穿孔せず、安全に手術をする事が出来ます。 また、リッジエクスパンションや移植骨ブロック採取において、外科的侵襲が少なく繊細な処置が出来、術後の骨反応も良好です。その他、歯冠長延長術、インプラントや骨性癒着歯の抜去、歯周外科手術など、その応用は色々です。 |
BioResorb β-TCP(βリン酸第三カルシウム)から出来ており、生体内吸収は術後4〜24週にかけて行われ、吸収部に骨新生が認められます。主に、抜歯即時埋入に使用します。 |
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BONIT matrix β-TCPとHA(ハイドロキシアパタイト)の混合物です。β-TCPが骨の新生を高め、HAがβ-TCPの吸収したスペ−スに残留します。100%化学合成品で、当医院で一番よく使用しております。 |
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カルシタイト(HA) 高い生体親和性を有する合成ハイドロキシアパタイト(HA)です。 |
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Bio-Oss(異種骨) 牛由来の骨補填材です。科学的な製造処理工程を経て、有機成分を除去して骨梁構造と多孔性を保持しています。 移植材内面の面積、多孔性、結晶サイズ等の生理学的性質やカルシウムとリンの比率は、脱灰凍結乾燥骨やハイドロキシアパタイトと比較して、ヒト骨無機質基質にかなり近いと考えられています。 |
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OraGRAFT (DFDBA脱灰凍結乾燥骨、他家骨) 凍結乾燥処理はHIVウィルスを不活性化し、感染の確立を減少させます。さらに脱灰処理を加える事で感染の確立はより低下します。 また脱灰処理によりグラフトマテリアル中のコラ―ゲンが露出し、含有する成長因子が作用し、骨形成に有利に働くと考えられています。 |
採血した血液から、濃縮した血小板を取り出した血漿のことです。
PRPは凝固反応するときに、PDGF,TGF-β、VEGF,EGFなどの組織成長因子を創傷部に放出します。
PDGF ・・・ 細胞増殖の促進、血管の新生
TGF-β ・・・ コラーゲンなどの産生を促進、細胞の分化や増殖、遊走を調整
VEGF ・・・ 血管新生と炎症をコントロ―ル
EGF ・・・ 上皮細胞の成長を促進し、創傷部表面を被覆
また、PRPが凝固反応を起こし形成されるフィブリン網が遊走してきた骨芽細胞や線維芽細胞の足場となり、創傷治癒が促進されます。
骨再生治療にPRPを併用することにより、骨移植単独と比較して高い骨成熟度と骨面積率を示します。またPRPには血小板に含まれる成長因子が大量に含まれるため、創傷治癒を促進させます。
また、患者から採血した血液から精製する自家材料なので、免疫拒絶反応もなく安全に使用出来ます。骨移植材と混和した場合には、骨移植材が一塊となるため移植操作性に優れます。さらに、血小板の本来の働きである凝固作用により、創傷部の止血効果や、白血球が含まれるため抗菌効果も期待出来ます。
1.採血
血液凝固防止剤の入った黄色の試験管と
青色の自己トロンビン用試験管に採血します。
PRPスピッツセット
2.1回目の遠心分離(1700回転、7分間)
遠心分離後の状態。血漿(上方)と血球(下方)に分離されます。
3.血漿部分の分離
シリンジを用いて血漿部分を吸い上げます。
血漿と血球の境目(Buffy Coat)から血球部分の3mm下まで吸い上げます。
4.2回目の遠心分離(3200回転、5分間)
遠心分離後の状態。 上方がPPP(血小板が希薄な層) 下方がPRP(血小板が濃厚な層) |
5.アクチベーターの作成
自己トロンビンの作成 最初に採血して放置していた自己トロンビン用の採血管を遠心分離器にかける。(3600回転、8分間) 上澄みの血清部分が自己トロンビン。これを0.5cc吸い上げる。 |
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アクチベーターの調整 0.5cc自己トロンビンと0.5cc補正用塩化カルシウムをシャ−レで混合。シリンジで吸引してアクチベーターの完成。 アクチベ−タ―1に対して、PRP10の割合で、使用直前に混和して使用する。 |